大阪アカデミー合唱団 初夏のリクレーション
京都府与謝郡 伊根の舟屋ツアー
令和元年6月8日土曜日9時30分 ツアー参加者47名は、旧梅田練習所前を大型バスにて出発。曇天は、大山崎ICを越え京都縦貫道の山間、亀岡を過ぎるとフロントガラスに雨が当たる。「ああ屋根のない小型チャーター船では、雨天の運行では全員ずぶ濡れだ」と心配で船頭さんで電話すると、「こちら伊根では雨降ってない。午後からは大丈夫」と天気に精通したプロ船頭さんの答え。
舟屋の裏は峻厳な断崖、崖はすぐ海に入り深く、沖に浮かぶ青島で波も遮られ静かな湾内、干満差もわずか30㎝程と、厳しい自然を上手く利用して、1階に船を引き入れ船倉に、2階が住居の舟屋構造。「重要伝統建造物群保存地区」に指定され、「日本で最も美しい村連合」にも登録の伊根舟屋。現在約230軒がその姿を止め、934世帯2102人の伊根町に、年間30万人の人々が訪れるのも納得。
人々だけでなく「かもめ」私たちを歓迎してくれる。もちろんお目当ては「えさ」(かっぱえびせん)だが。えさを投げる度に「キャー カモメが襲う」と大興奮。ヒチコック名画「鳥」を思い出す。嘴を恐れず直接手で上げる人にびっくり。
お土産の目玉は、日本で海に一番近い酒蔵「向井酒造」江戸時代宝暦年間創業の老舗の清酒。近年、後継ぎの向井久仁子氏が女性杜氏として話題を集めた造り酒屋。銘酒「京の春」、古米の赤米を使いフルーティな赤ワインのような「伊根満開」等、試飲も楽しくお買い上げ。
心配された雨も、団員の日頃の行いの良き賜物で、何とか降らず。楽しい1日を過ごし15時に出発。道の駅「舟屋の里伊根」で丹後の名物を、 舞鶴道 春日ICの「おばあちゃんの里」では丹波の名物と野菜、開通して1年の新名神の人気SA(当初はSAに入る為に新名神が大渋滞になった有名エリア)宝塚劇場をイメージして作られた「宝塚北SA」で最後のお買い物。京阪神の名物有名菓子、大人気のヨーグルトアイスを喫食。
最後に先生から「新アカデミーは全員で創る合唱団。一人ひとりが責任を持ち前向きに積極的に参画し、人に言われる指示待ちでない気持ちでやって欲しい」と激励される。
さあ、次週は新しい曲「ラシーヌ賛歌」の練習スタートだ。
道の駅「舟屋の里公園 伊根」にて記念撮影